埼葛斎場の概要

埼葛斎場の沿革

埼葛斎場は埼玉県春日部市内牧にある公営斎場です。運営しているのは春日部市・蓮田市・白岡市・杉戸町によって構成されている一部事務組合です。
もともとは春日部町を中心に構成された伝染病院組合でした。実は多くの火葬施設というのはもともと感染症対策として遺体の処理をするために作られたというケースが多くあります。
埼葛斎場もそうした経緯を持つ斎場のひとつです。

埼葛斎場の変遷

埼葛斎場組合の設置は昭和31年。現在の組合組織は埼葛斎場組合の管理者として春日部市長が、副管理者として蓮田市長、白岡市長、杉戸町長そして春日部市副市長がその名前を連ねています。
現行の体制になったのは平成17年のことです。岩槻市がさいたま市と合併したことから脱退し、庄和町が春日部市に合併されたことから構成する地域に加わりました。その2年後の平成19年から現在の施設の供用を開始しています。

埼葛斎場の周辺環境

埼葛斎場は公営斎場としては珍しく住宅街の中心に位置しています。また春日部市の中心市街地からも比較的近くに位置しています。
火葬炉8炉、小動物炉1炉と比較的多くの火葬炉があり、別の棟ではありますが同敷地内に葬祭棟があり式場が1室あります。
車寄せに向かって右側が葬祭棟となっており、正面が火葬棟、左手が待合室になっています。葬祭棟の葬儀式場を利用した場合にはそのまま徒歩で火葬棟へ移動し火葬が行えるようになっています。
敷地全体が周辺の環境と違和感を覚えさせないように全体として緑の多い施設となっています。垣根によって周辺が覆われているため周りの道路から施設内が見えるということもありません。

埼葛斎場のアクセス

駅から徒歩のアクセスは難しいですが、タクシーで近くの駅から15分ほどで行ける立地であることや駐車場があるため、自動車で行く場合にはあまり不便さは感じないでしょう。
通常の葬儀の場合遺族の方は葬儀を行った後、火葬を行う斎場まで移動しなければなりません。しかし、埼葛斎場内で葬儀を行った場合にはその移動がなくなるぶん利便性が高いと言えるでしょう。
また公的な斎場ですので特に華美ということもなく、リーズナブルに利用することができます。
葬儀式場が1室しかないため時期によってはなかなか予約を取ることができませんが、葬儀費用を抑えたい人にとっては是非利用すべき葬儀式場です。