葬儀を行う前に実際に斎場に足を運んでみる

葬儀を行う前に最低限の知識は必要

いざ葬儀を行うときや生前見積もりなどをするときに、どのような形式で葬儀を行うか、またどこで葬儀を行うべきか悩むこともあるでしょう。何も決めずに見積もりを行ってしまうと予期せぬ金額になってしまい、それをきちんと確認していないとトラブルになることもあり得ます。またあらかじめ知識を持っておくことで、その葬儀業者が本当に信頼に足る葬儀業者なのかどうかということを自分で判断することができます。

葬儀の形式は必ずあらかじめ決めておく

葬儀の形式に関してはそれぞれの家族の事情や葬儀の対象となる方の年齢などによっても変わってきます。特に葬儀の対象となる方の年齢が若い場合には知人や友人、仕事の関係者などの弔問が想定されるため、一般葬で行うことが多いです。反対に年齢が高い場合には弔問される方の年齢も高齢になっていることが多く、そもそも弔問する方が多くないため家族葬の形式を選択する人が多くなっています。
また家によって地元に知り合いが多く、家族葬を行っても後で弔問される方が多い場合や家として一般葬を行わなければならない場合には一般葬形式で葬儀を行います。

葬儀を行う場所も葬儀の内容と費用に大きな影響がある

また葬儀を行う場所に関してもあらかじめ方針を決めておいた方が良いでしょう。葬儀の形式によって参列者の人数が変わるため、葬儀の形式がある程度決まっていなければ葬儀式場は決めることができません。
最近の斎場はその多くが小規模な一般葬、もしくは家族葬形式で葬儀を行うための規模で作られていることが多く、大規模な一般葬(弔問客と親族で合わせて100人規模)の場合にはその人数がきちんと収容できる斎場のキャパシティか確認しておく必要があります。
斎場はその建物ごとに規模が違い、また付随する施設やキャパシティなどもさまざまです。同じ葬儀業者の斎場であってもそのホールごとに全く違う規模や施設であることもあります。また公営斎場の場合も自治体によって規模や式場数が異なるため、どちらを利用した方がいいかきちんと決めておく必要があります。

費用を抑えるには公営斎場の利用がおススメ

一般的に民営の葬儀式場よりも公営の葬儀式場の方が費用が安い傾向にあります。公営の施設であるため、特別な施設や快適さなどは望めないことが多いですが、葬儀を行ううえで必要なものは全てそろっている点や斎場によっては常設の祭壇があるため祭壇の設置費用がかからない可能性がある点も公営斎場を利用する利点です。
斎場は実際に足を運んで施設の中を見ることで具体的に葬儀のイメージが固まります。葬儀に関して全く想像ができないという状態で生前見積もりをする際には、まず公営斎場の見学から行ってみてはいかがでしょうか。